[代表連絡先]電話0997-86-2004 [区分]九州沖縄農業・野菜花き [分類]技術・参考
1)植物体に塩が付着後、散水を行わないと草丈、分枝長が短くなり、切り花重が軽くなる。
2)塩害を受けると、葉が一部先端から枯れる症状が顕著に発生し、商品性が著しく低下する。
3)塩害を軽減するためには、塩分が植物体に付着前または直後の散水が効果的で、散水量は約5mm以上必要である。
1)塩害を受けると平均穂長が短く、1株当たりの穂数が減少し、挿し穂生産性が低下する。
2)採苗圃の塩害を軽減するためには、塩分が植物体に付着前または直後の散水が効果的で、散水量は約30mm以上必要である。
3)採苗圃への塩害軽減処理は、その挿し穂を使用した本圃におけるキクの生長にも影響を与え、散水処理が遅れたり、散水量が少なかった場合、草丈伸長が劣り、切り花重が減少する。


表2 採苗圃における穂の生産に及ぼす影響

表3 採苗圃における散水が生育開花に及ぼす影響
研究課題名:かん水による農作物の収量品質向上と塩害軽減技術の確立 予算区分 :国庫 研究期間 :2003〜2005年度