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スイートピーの種子の大きさが生育および収量に及ぼす影響


[要約]
スイートピーを採種後、大きい種子を選別して次作に播種することで次作の収量に差はないが秀品本数が多くなる。

[キーワード]
スイートピー、採種、種子、収量

[担当]
宮崎総農試・花き部

[代表連絡先]電話0985-73-7094	
[区分]九州沖縄農業・野菜花き	
[分類]技術・普及	

[背景・ねらい]
スイートピーの採種後に種子の選別があまり行われていない。そこで選別の効果を示し、スイートピー生産向上の資料とする。

[成果の内容・特徴]
  1. 種子の大きさが大きいほど秀品本数および4P2L規格本数は多い。

  2. 発蕾時期や切り花本数、出荷本数には種子の大きさは影響しない。

[成果の活用面・留意点]
  1. 採種後にふるいにかけて粒径の大きい種子を次作に使うようにする。

[具体的データ]
【耕種概要】
1.供試品種 「逢初」
2.試験区大 粒区、中粒区、小粒区
3.試験規模 1区5株2反復
4.種子冷蔵 2℃4週間(2005年8月12日〜9月8日)
 定植 2005年9月9日、摘心9月24日、2回目摘心11月8日
 栽植様式 畦幅100cm、株間12cm、1条植え
 施肥(s/a) 基肥N1.0、P2O50.25、K2O0.25、追肥液肥を適宜施用
 温度管理 昼温20℃、最低夜温5℃を目標に管理


表1 各区の種子の大きさ及び重量


表2 種子の大きさが発蕾および15節茎長に及ぼす影響z


表3 種子の大きさが定植60日後およびその後の摘心後の生長に及ぼす影響z


表4 種子の大きさが株あたり切り花本数、出荷本数、秀品本数、4P2L本数に及ぼす影響z

[その他]
研究課題名:主要花き類の生理生態解明等による安定生産技術確立
予算区分 :県単
研究期間 :2003〜2005年度


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