鶏ふん堆肥

 採卵鶏ふんやブロイラー鶏ふんを堆肥化装置を用いて堆肥化したものである。水分は他の堆肥に比べ低く、副資材は用いていない場合が多い。ブロイラー鶏ふんを用いた堆肥は石灰含量が低い。

 土壌に施用すると保肥力がやや高まり、窒素肥沃度が大きく向上するが、物理性改善効果は高くない。鶏ふん堆肥は、肥料代替効果が高いため施用量には注意する。特に肥効窒素(窒素代替効果)が個々の堆肥により大きく異なるので、表示されている全窒素含量等により肥効窒素を推定1)してから用いると良い。

地力効果指標乾物としてランク
短期物理性 ADF (mg/g)
長期物理性 ADL (mg/g)
窒素肥沃度 貯留態窒素 (mg/g)
保肥力増加 CEC (cmolc/kg)
肥料代替指標および参考指標乾物としてランク
窒素代替 肥功窒素 (%)
リン酸代替 P2O5 (%)
カリ代替 K2O (%)
石灰代替 CaO (%)
苦土代替 MgO (%)
易分解性有機物 ADOM (mg/g)
*地力効果指標は0~5の6段階、肥料代替指標は0~10の11段階で、平均を3としてあります。

資材の特徴

    

*赤い線が平均値を、緑の帯が有効な範囲を示しています。

施用量(乾物当たり) 単位の選択