診断に基づく大豆栽培改善技術導入支援マニュアル

簡易診断版

これは、大豆栽培の阻害要因となる
 1.湿害・排水不良
 2.干ばつ害
 3.肥沃度不足
 4.黒根腐病
 5.子実食虫害
 6.雑草害
の6項目のリスクを大まかに診断するためのものです。下記の18項目のアンケートにお答え下さい。

「北海道地域」は北海道です。「東北・北陸地域」は東北地方の6県および新潟県から福井県までの北陸地方の4県です。「関東・甲信地域」は関東地方の1都6県と山梨県、長野県です。「東海以西の地域」は先の地域以外です。

土性は正確である方が良いですが、まずは「やってみよう」という気持ちで判断してみましょう。「ここの土は粘って耕うんが大変だなあ」と思えば埴土を、「ざらざらしてて砂が多くて乾きやすい」と思えば壌土を、選択してみてください。もちろん、分からない場合は、「分からない」を選択しても良いです。回答の選択を変えて確認してみるのも方法の一つです。

排水路へ向けての長さが重要ですが、ここでは区画サイズとしてお答えください。

圃場内に施工される明渠は、集中豪雨の対策などでも最重要な排水対策です。区画がが大きい時など条件に合わせて、適宜、圃場内明渠を施工しましょう。区画の条件や施工方法などにより効果は異なりますが、実施の有無で判断してください。

弾丸暗渠などの補助暗渠の施工と心土破砕は、どちらも地下排水の促進に対して有効ですが、対策の考え方は異なります。ここでは、それら包括して地下排水対策を含む対応としております。

畝立て播種は、タイプによって方式が異なりますが、畝形成をしてその上に播種するものは全て含まれます。

冬作として麦作があっても、ここでは夏作に何を作付けしたかについて回答してください。
前作
前々作

石灰資材と同様に種類や施用量によって効果は異なりますが、ここでは施用の有無で判断してください。

堆肥と同様に種類や施用量によって効果は異なりますが、ここでは施用の有無で判断してください。

時期により影響は異なりますが、作付期間を通じて判断してください。

ここでいう潅水は畝間潅漑だけでなく、地下潅漑も含まれています。潅水は有効な手法ですが、排水対策とセットで実施するようにしましょう。

播種時や播種直近の耕起深さではなく、前回の夏作以降に起こした深さで答えてください。また耕起後の作土の厚さではなく、耕起時に土壌に入る作業機の爪の深さで判断してください。

対象とする病虫害に対して効果のある薬剤を使用する前提となっています。薬剤を選択する時は効果の高いものを選ぶようにしてください。

散布適期は、地域や品種によって異なります。栽培地域の指導機関が発表する予察情報に従って散布することを前提としています。

散布適期は、地域や品種によって異なります。栽培地域の指導機関が発表する予察情報に従って散布することを前提としています。

中耕培土は適正な条件で実施しないと悪影響を及ぼすこともありますので、注意しましょう。狭畦栽培等で、できない場合も「しない」を選択してください。

播種後土壌処理剤の散布は雑草対策の中でも重要な技術です。条件により効果は異なりますが、ここでは使用の有無についてお答えください。

ここに挙げたもの以外にも重要な雑草対策はありますが、例示の中から選択してください。複数選択ができます。