[要約]
結果枝の摘心処理を行うと、満開後15〜20日の本摘果1回のみでも糖度を低下させることなく、果実肥大や玉揃いが良く、安定した収量が得られる。また、摘果、せん定時間ともに短縮され、摘心と新梢誘引を含めた作業時間は慣行栽培と変わらない。
[キーワード] | 日本なし、幸水、摘心処理、1回摘果、果実肥大、収量、作業時間 |
[担当] | 群馬園試・野菜果樹部・果樹課 |
[連絡先] | 0270-62-1021 |
[区分] | 関東東海北陸農業・果樹 |
[分類] | 技術・普及 |
[背景・ねらい]
日本なし「幸水」は、火山灰土壌などではえき花芽の着生が悪く短果枝の維持も困難なため、生産が不安定となっていた。この対策として摘心処理によって結果枝を安定的に確保して栽培する技術を開発したが、従来の栽培体系に摘心処理を加えると作業時間が増加する問題があった。
そこで、摘心処理を行うとともに予備摘果を省略することにより、作業時間を増加させることなく、短果枝の維持や収量の増加、安定した大玉果生産を可能とする新栽培体系を確立する。
[成果の内容・特徴]
[成果の活用面・留意点]
[具体的データ]
[その他]
研究課題名 |
:摘心と1回摘果による「幸水」の生産安定試験 |
予算区分 |
:県単 |
研究期間 |
:1999〜2001年度 |
研究担当者 |
:狩野正美、吉岡正明(農業技術課) |
発表論文等 |
:1)吉岡(2001)農業技術体系追録第16号第3巻 技306の20〜25 |