[要約]
遮根シートで水流と根圏を区分し、根が水中に伸びられるように改良した底流循環型の毛管水耕装置でスイートピーを栽培すると、初期生育が旺盛で出荷期が前進し、切り花品質も向上する。
[キーワード] | 底流循環型、毛管水耕装置、スイートピー、出荷前進、切り花品質 |
[担当] | 長野南信試・栽培部 |
[連絡先] | 0265-35-2240 |
[区分] | 関東東海北陸農業・関東東海・花き |
[分類] | 技術・普及 |
[背景・ねらい]
長野県で開発した底流循環型の毛管水耕装置は、制作コストが安いことから野菜関係で広く普及し、特に夏作メロンと促成イチゴの組み合わせで年間栽培体系が確立しているが、さらに組み合わせの選択肢を広げるために、野菜以外で適応する品目を開発することが求められている。
一方、本県で拡大しつつあるスイートピーの早期切り栽培は生育初期が高温期にあたることから、連作土壌では株枯れ、生育不良などの問題を抱えている。そこでこれらの問題を解決するため、底流循環型毛管水耕の適応性を検討する。
[成果の内容・特徴]
成分 | N | P | K | Ca | Mg |
量(g/100L) | 13.0 | 5.3 | 24.4 | 8.5 | 2.9 |
[成果の活用面・留意点]
[具体的データ]
[その他]
研究課題名 | :スイートピーの10月からの早期切り花栽培技術の確立 |
予算区分 | :県単基礎 |
研究期間 | :1999〜2001年度 |
研究担当者 | :平谷敏彦、神谷勝己、中谷まゆみ |
発表論文等 | :なし |