[要約]
マイタケの抽出液を疎水クロマトグラフィー用充填剤に吸着・溶出させることにより、タンパク質から生じる苦味を分解する酵素液が効率的に製造できる。
[キーワード] | マイタケ、苦味、分解酵素 |
[担当] | 新潟農総研食研セ・園芸特産食品科 |
[連絡先] | 0256-52-3240 |
[区分] | 関東東海北陸農業・北陸・流通加工 |
[分類] | 技術・参考 |
[背景・ねらい]
牛乳、卵、ダイズなどは、各種発酵食品、調味液等に利用されているが、タンパク質由来の苦味が品質上、問題になる。一方、マイタケの生産・出荷では、製品整形作業の際に切れ端が10%程度生じ、その有効利用が課題となっている。そこで、マイタケの切れ端部分から、タンパク質由来の苦味を低減する酵素(アミノペプチダーゼ)液を効率的に製造する方法を開発する。
[成果の内容・特徴]
[成果の活用面・留意点]
[具体的データ]
図1 苦味低減酵素液の製造法
[その他]
研究課題名 | :特産野菜・種実等の高付加価値加工技術の開発 |
予算区分 | :県単経常 |
研究期間 | :2000〜2002年度 |
研究担当者 | :西脇俊和、吉水聡 |
発表論文等 | :1) 西脇ら「アミノペプチダーゼ及びその製造法」、特開2001-169779 2) Nishiwaki and Hayashi (2001) Biosci. Biotechnol. Biochem., 65(2),: 424-427 3) Nishiwaki et al. (2002) J. Biosci. Bioeng., 93(1) : (in press) |