土壌線虫の微小生息圏を模倣・観察できる微細加工基板 |
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| [要約] | ||||||
土壌の微細空間構造を模した細孔ネットワークを有する透明樹脂製基板をもとに、細孔構造の多様な加工あるいは細孔内壁面の化学的修飾を可能にすることで、線虫等微小動物の行動を、化学物質への応答を加味しながら観察できる土壌モデルを提供する。 |
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[キーワード]微細加工基板、微小生態系、細孔ネットワーク、線虫 |
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[担当]中央農研・作業技術研究部・作業労働システム研究室、中央農研・虫害防除部・線虫害研究室 [代表連絡先]電話029-838-8481 [区分]関東東海北陸農業・作業技術、共通基盤・病害虫(虫害)、作業技術 [分類]科学・普及 |
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| [背景・ねらい] | ||||||
土壌団粒内部は、孔径30〜90umの細孔ネットワーク空間であると言われており、土壌構造と線虫の生息適性との関連が指摘されている。しかし、土壌内における生態を直接観察することは困難であることから、直接観察可能な土壌モデルを利用した生息環境の模倣・推定手法が有効である。これまでに、透明なシリコーンゴム製の基板上に微細加工技術を用いて構築した土壌モデルを利用して、微細空間内での生態を直接観察する装置を試作したが、行動と空間構造との関連を観察するにとどまった(平成15年度共通基盤研究成果情報)。そこで本成果では、空間構造と空間を形成する壁面の化学的特性を制御することで、微細空間内での化学物質に対する応答を加味した線虫の生態観察を実現する。 |
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[成果の内容・特徴] |
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[成果の活用面・留意点] |
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[その他] |
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研究課題名:精密圃場管理に資する微細操作技術を用いた生物応答迅速検出装置の研究・土壌健全性評価のためのオンチップマイクロコズムの開発 |
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