カラシナ品種「セリフォン」の栽培特性


[要約]
カラシナ「セリフォン」を無加温ハウスで栽培する場合、4月下旬〜8月下旬播種では、株間10cm、収穫日数30〜40日の若株で収穫する。9月上旬〜10月中旬播種では、株間10cm以上、収穫日数50〜70日で、葉数15枚以上で収穫できる。

[キーワード]カラシナ、セリフォン、栽培特性、抽苔、播種時期

[担当]愛知農総試・園芸研究部・野菜グループ
[代表連絡先]電話:0561-62-0085
[区分]関東東海北陸農業・野菜
[分類]技術・参考

[背景・ねらい]
カラシナ「セリフォン」は中国華中地方を原産とし、特有の辛味と風味をもつ。柔らかく毛じがないため、漬物以外にも炒め物や生食などに向く。カラシナは高温長日で抽苔する性質があることから、適切な栽培時期と株間について明らかにする。

[成果の内容・特徴]
1. カラシナ「セリフォン」を無加温のビニルハウスで栽培する場合、4月下旬から8月下旬までに播種すると早期抽苔が起こる(表1)。
2. 春から夏に播種して、抽苔前に若株を収穫する場合、収穫日数は30〜40日とする。条間20cmの3条植えの場合、株間は10cmとする。
3. 秋に播種して、早期抽苔なく葉数15枚以上で収穫する場合、収穫日数は50〜70日となる。条間20cmで3条植えの場合、株間5cmでは軟弱徒長するため、10cm以上とする(図1)。10月下旬以降の播種では生育が遅くなるため、播種時期は9月上旬から10月中旬とする。
4. 主茎の葉数が14枚を超える頃から各節で側枝が成長する。株間が広いと成長が進む。

[成果の活用面・留意点]
1. 成果は、愛知県平坦地(長久手町、標高約100m)での無加温ビニルハウスでのデータである。
2. 株間が大きいほど側枝が成長して大株となるため、収穫後の荷姿を考慮して株間を決定する。
3. 厳冬期には葉身に凍傷害がみられることがある。

[具体的データ]
表1 カラシナ「セリフォン」における播く種時期と生育状況
表2 カラシナ「セリフォン」の春夏策と秋冬策における株間による生育の違い
図1 カラシナ「セリフォン」
[その他]
研究課題名:研究課題名:機能性野菜の開発とそれを活用した加工食品の開発
予算区分:県単
研究期間:2007〜2009年
研究担当者:丹羽昌二、鈴木充博、川嶋和子、齋藤弥生子、榊原政弘

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