チューリップ病害の診断・防除の情報が入手できるウェブサイト


[要約]
本ウェブサイトは、チューリップ16病害の病原体と病徴写真、発生生態および防除法の解説、520品種の微斑モザイク病と条斑病に対する抵抗性程度と334品種の微斑モザイク病の病徴写真のデータベースを含み、診断や防除に利用できる。

[キーワード]チューリップ、病害診断、防除法、データベース、ウェブサイト

[担当]富山農総セ・園芸研究所・花き課
[代表連絡先]電話:0763-32-2259
[区分]関東東海北陸農業・北陸・生産環境
[分類]技術・普及

[背景・ねらい]
高品質なチューリップ球根の安定生産を実現するには、様々な病害を正確に診断し、効率的に防除する必要がある。しかし、チューリップには多様な品種があり、病徴の発現特性が品種により異なることから、その診断には一定の熟練が必要で、発生した病害を適切に防除できない場合も多い。そこで、チューリップに発生する病害の診断と防除のポイント、品種ごとの病徴やその出現部位、抵抗性程度をデータベース化してインターネット上に公開することにより、生産者や農業関係者のチューリップ病害の診断・防除に役立てる。

[成果の内容・特徴]
1. 本ウェブサイト(図1-1)は、病名のリスト、病原体、病徴、発生生態、防除法の解説、微斑モザイク病と条斑病に対する品種抵抗性の反応のデータベースで構成されている。
2. 16病害(モザイク病、微斑モザイク病、条斑病、えそ病、かいよう病、黒腐病、褐色腐敗病、球根腐敗病、褐色斑点病、灰色かび病、葉腐病、皮腐病、根腐病、青かび病、緑かび病、黒かび病)について、病原体、病徴写真、発生生態および防除法について解説している(図1-2-3-4)。
3. 520品種の微斑モザイク病と条斑病に対する抵抗性程度、また、品種によって病徴の出方が異なるために診断の難しい微斑モザイク病の334品種の病徴写真と374品種の病徴発現部位を閲覧できる(図1-5-6)。さらに、両病害の診断や罹病株の抜き取りのポイント、まぎらわしい病徴を示す病害についても解説している。
4. 本ウェブサイトは、富山県農林水産総合技術センター園芸研究所のホームページから閲覧できる。
http://www.pref.toyama.jp/branches/1661/ennken/enkentop080401.html

[成果の活用面・留意点]
1. チューリップの生産者やその団体、都道府県の関係機関が病害の診断や防除をする際の補助となる
2. ウェブサイトの内容は新規のデータが得られるごとに追加・更新する。

[具体的データ]
ウェブサイト全体図
[その他]
研究課題名:難防除土壌伝染性ウイルスの耕種的・生物的制御技術の開発
予算区分:指定試験
研究期間:2006〜2009年度
研究担当者:森脇丈治、桃井千巳、守川俊幸

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