野菜を新鮮に保つためには、温度と湿度が重要です。また、野菜は老化ホルモンとも呼ばれるガス状の植物ホルモン「エチレン」を生成するため、エチレン生成量の多い野菜と、エチレン感受性の高い野菜をいっしょに貯蔵しないように注意すれば、新鮮さを長持ちさせることが可能です。
なお、野菜の品質は一定ではないので、貯蔵限界は、あくまでも目安としてお使いください。品種や栽培時期によっても、貯蔵期間は異なります。実際に家庭で貯蔵すると、温度と湿度の制御精度が十分ではないので、この貯蔵期間より短くなります。
包装に使用するフィルムは、厚さ0.03ミリ程度のポリエチレン袋が使いやすいと思います。また、フィルム包装は、必ず貯蔵最適温度付近の低温と組み合わせてください。