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冷害年における「ひとめぼれ」の耐冷性


[要約]
耐冷性極強品種「ひとめぼれ」は平成5年の大冷害においても、「ササニシキ」に比べて 被害程度が軽く、耐冷性が優った。
宮城県古川農業試験場・栽培部作物科, 環境科
[連絡先] 0229-22-0148
[部会名] 水稲
[専門]  栽培
[対象]  稲類
[分類]  指導

[背景・ねらい]
平成5年の大冷害において「ひとめぼれ」と「ササニシキ」を比較して耐冷性の違いを 明らかにし、今後の冷害対策の資とする。

[成果の内容・特徴]
平成5年の大冷害において「ひとめぼれ」は「ササニシキ」に比べて以下の点において 耐冷性が優った。
  1. 穂ばらみ期低温が同程度でも不稔歩合が30〜40%低い。 (図1)
  2. 出穂後開花までの日数が短い。(図2)
  3. 1次枝梗籾、2次枝粳籾とも登熟籾の割合が高い。 (図3)
  4. 稔実した籾の登熟歩合が高い。(表1)
  5. 玄米の品質(品質判定機-静岡精機製による)が優る。 (図4)
  6. 不稔程度に関わらず割れ籾の発生率が低い。(図5)

[成果の活用面・留意点]
「ひとめぼれ」の冷温年における優れた形質について理解を深め栽培上の参考とする。

[その他]
研究課題名:県北部稲作地帯における安定多収栽培技術の確立
      2) 水稲の生育観測  3) 被害解析
予算区分 :県単
研究期間 :平成5年度(平成5年)
発表論文等: