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宮城県北部平坦地域における水稲冷害危険期の気象資源の再評価


[要約]
昭和45年以降平成5年まで24年間の古川地方の気温を調べた結果、7月中旬から8月上旬 までの期間は年々低温化傾向が見られる。
宮城県古川農業試験場・栽培部作物科、環境科
[連絡先] 0229-22-0148
[部会名] 生産環境
[専門]  農業気象
[対象]  稲類
[分類]  指導

[背景・ねらい]
近年、宮城県では障害型冷害が頻発しているので、その要因を解析し、今後の稲作 栽培に生かすため、昭和45年以降最近24年間の古川の気象データ(アメダス)の気温 について統計的な解析を試みた。

[成果の内容・特徴]
  1. 水稲の障害不稔が発生する危険期である7月中旬から8月上旬までの1ヵ月間の平均気温 は昭和45年以降平成5年までの24年間に年々低温化している。 (図1)
  2. この期間の気温の頻度分布はほぼ正規分布していたが、低温の頻度が特異的に高まって おり、最高気温の方が最低気温に比べて低温化傾向が大きい。 (図2図3)

[成果の活用面・留意点]
最近10年間は障害型冷害が発生しやすい気象条件が昭和40〜50年代より高まっており、 厳しい気象条件を前提にした移植時期や出穂期、深水管理等の冷害対応技術を見直す 必要が生じる。

[その他]
研究課題名:県北部稲作地帯における安定多収栽培技術の確立
            (2)水稲の生育観測 (3)被害解析
予算区分 :県単
研究期間 :平成5年度(平成5年)
発表論文等: