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被覆肥料を用いた小麦・大豆体系における2作物1回施肥法


[要約]
速効性肥料と被覆肥料を組み合わせて小麦播種時に 全量基肥施用することにより、小麦の追肥及び大豆の施肥を省略でき 慣行栽培並の収量を確保できる。
山形県立農業試験場・化学部
[連絡先] 0236-44-5571
[部会名] 生産環境
[専門]  土壌、肥料
[対象]  麦類、豆類
[分類]  指導

[背景・ねらい]
近年、利用効率が高く溶脱等が少ない被覆肥料が環境にやさしい肥料として 注目されている。また、被覆肥料は作物の生育に合わせた養分供給が可能である。 これらの特性を生かして小麦・大豆体系における2作物1回施肥法を開発した。

[成果の内容・特徴]
  1. 栽培品種:小麦;ナンブコムギ、大豆;スズユタカ
  2. 小麦播種時に10aあたりN成分で速効性肥料(大豆化成)7kg+被覆尿素 (LPコート100)10kgを施用する。

  3. これにより小麦の追肥および大豆の施肥を省略することができ、慣行栽培並の 収量が得られる。
表1 小麦の生育経過および収量
表2 大豆の生育・収量及び窒素吸収量
図1 LP100の溶出と年次間差

[成果の活用面・留意点]
  1. 本施肥法は平坦部の地力の中庸な畑土壌を対象とする。
  2. 土壌改良および土づくりを徹底する。

[その他]
研究課題名:積雪寒冷地帯における小麦、大豆作を中心とした省力・
                                                 低コスト輪作体系技術の確立
予算区分 :国庫
研究期間 :平成5年(平成3年〜5年)
発表論文等:なし