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農場内利用のラップサイロ運搬車


[要約]
レバーブロックを利用して、人力でも楽にラップサイロを吊り上げ吊り下ろしが できて、小型トラクタで簡単にラップサイロを運搬移動できる。
岩手県畜産試験場・飼料機械部
[連絡先] 019-688-4317
[部会名] 畜産(草地)
[専門]  作業技術
[対象]  牧草類
[分類]  普及

[背景・ねらい]
ベールラッパの普及に伴って、粗飼料の収穫調製が効率的に行われるようになり、 粗飼料品質が著しく向上し、ラップサイレージの商品化が進んでいる。
しかし、大型機械を有しない小規模畜産農家においては、公共牧場などから ラップサイレージを購入しても畜舎への移動に問題がある。
このため、小型トラクタでも移動可能な運搬車を開発した。

[成果の内容・特徴]
  1. レバーブロックを使用し、人力でも楽にラップサイロを吊り上げ、吊り下ろしがで きて、小型トラクタで移動ができる。 (図1)(図3)
  2. Aラップサイロの積載作業時間
      ア、吊り具の装着 約55秒
      イ、吊り上げ 約40秒
      ウ、吊り下ろしと脱看 約50秒
  3. 角型パイプで挟圧し吊り上げているが、フィルムの破損は見られない。 (図3)
  4. 車輪は直径30cmと小さいが、耐荷重600kgのものを2個使用しており、強度は 十分にある,また、重心が低くかつ中心にあるので、走行時の安定性が良い。
  5. 牽引旋回時の内輪跡直径は、約2mである。
  6. 若干の資材も運搬できるように、取り外し方式の荷台を取り付けしている。 (図2)
  7. 一般の市販部品を使用しているので、普通の鉄工所で作製できる。

[成果の活用面・留意点]
  1. ベールハンドラを有しない和牛繁殖農家など小規模畜産農家においても、 ラップサイロの農場内移動が簡単に行えるので、ラップサイレージの流通化を促進 できる。
  2. 使用場所は農場内に限定し、無理な場所条件での使用を避けること。

[その他]
研究課題名:ベールラッパ利用による耐天候型半乾燥収穫調製技術の確立
            2) ラップサイロ運搬車の開発
予算区分 :県単
研究期間 :平成5年
発表論文等:なし