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キュウリの接ぎ木ホルダー利用による片葉接ぎ


[要約]
胚軸の細いブルームレス台木に片葉接ぎ専用の接ぎ木ホルダーを使用して 接ぎ木を行ったところ、接ぎ木作業が省力化され、また活着率も高く初期収量への 悪影響も認められなかった。
青森県農業試験場・水田利用部
[連絡先] 0172-52-4397
[部会名] 野菜・花き
[専門]  栽培
[対象]  果菜類
[分類]  指導

[背景・ねらい]
キュウリのブルームレス台木は草勢が弱く、胚軸が細いため接ぎ木か困難であった。 最近開発されたウリ類の片葉接ぎ専用の接ぎ木ホルダー(商品名スーパーアイドル26)を 使用した片葉接ぎを行い、接ぎ木の省力化の検討を行った。

[成果の内容・特徴]
  1. 接ぎ木ホルダー利用による接ぎ木の特徴はつぎの通りである。
      ア) 接ぎ木作業が簡単で、呼び接ぎより作業時間を約30%短縮できる (表1)。
      イ) 胚軸の細いブルームレス台木への接ぎ木に適しており、呼び接ぎにまさる活着率が 得られるが、胚軸の太い黒ダネ台木への接ぎ木には不向きである。 (表1表2)
      ウ) 子葉が1枚しかないため穂木の生育がやや緩慢となるが、初期収量への悪影響はみら れない(表1)。
      エ) 苗の生育がやや緩慢となるので、呼び接ぎより育苗期間を3日長くする(表1)。
  2. 片葉接ぎの方法はつぎの通りである(図1)。
      ア) 台木の生長点と子葉の1枚をカミソリで斜めに切り落とす。
      イ) 子葉が1枚だけ残った台木に接ぎ木ホルダーを付ける。
      ウ) 胚軸を斜めに切った穂木を切り口が合わさるようにホルダーの上から挿す。

[成果の活用面・留意点]
  1. ブルームレス台木は穂木より2日晩播きする。
  2. 接ぎ木後の管理は押し接ぎに準じて良い。

[その他]
研究課題名:キュウリの新資材利用による接ぎ木法
予算区分 :県単
研究期間 :平成5年度(平成5〜6年)
発表論文等:なし