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セル成型苗を利用したメロン「デリシィL」の整枝方法と着果節位


[要約]
発泡スチロール製72セル40mmφを使用し、25〜30日間育苗したセル成型を利用して、 親づる1本仕立て11〜14節2果着果により、慣行苗(子づる2本仕立て11〜15節2果 着果)と同等の雌花着生・着果性・開花期が得られ、果実肥大・品質も同程度である。
青森県農業試験場・砂丘分場
[連絡先] 0173-45-3214
[部会名] 野菜・花き
[専門]  栽培
[対象]  果菜類
[分類]  指導

[背景・ねらい]
メロン栽培の省力化のために、セル成型苗を利用した場合、本畑での生育過程及び 着果性、果実肥大性、品質等について不明な点が多い。また、 目標収穫期を判定する場合、定植から開花期までの日数の把握が大切な要素となる。 そこで、雨よけトンネル栽培においてセル成型苗を利用した場合の整枝方法と、 着果節位の違いによる着果性(開花期を含む)を検討した。

[成果の内容・特徴]
耕種概要
  1. 苗質や根鉢形成から判断して、セルトレイは発砲スチロール製72セル40mmφを使用し、 25〜30日育苗した苗を利用するのが適当である (表1)。
  2. セル成型苗は定植後の初期生育は緩慢であるが、新葉展開後は生育が旺盛となる。
  3. 親づる1本仕立てで11〜14節位に着果すると、着果性及び開花期が慣行と同等で、 果実肥大及び品質も同程度である (表2表3)。
    子づる2本仕立てで11〜14節位に着果すると、開花期が慣行に比べ6日程度遅れ る。

[成果の活用面・留意点]
  1. 適用地域及び作型は屏風山砂丘地で8月下旬〜9月上旬どりである。
  2. 定植後の活着を促進させるため潅水チューブは株もと(植付け穴から20cm前後)に 設置する。
  3. セル成型苗は、本畑での新葉展開後の生育が過剰となるので、基肥は慣行の8割程度 とする。

[その他]
研究課題名:北海道・東北地方におけるメロンの機械化、軽作業かによる省力安定生産技術の確立
            セル成型苗の利用技術
予算区分 :国庫(地域重要新技術開発促進事業)
研究期間 :平成5年(平成5〜7年)
発表論文等:なし