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葉ネギの播種期と適品種の選定


[要約]
雨除けパイプハウスにおける葉ネギの高品質安定多収のための播種適期は、 4月下旬〜7月中旬で、品種は「さとの香」が収量性、糖度、柔らかさ、 葉色が優れ、適する。
秋田県農業試験場・園芸畑作部・野菜担当
[連絡先] 0188-39-2121
[部会名] 野菜・花き
[専門]  栽培
[対象]  根菜類
[分類]  指導

[背景・ねらい]
秋田県のネギの生産は約7割が秋冬どりであり、 面積拡大及び生産向上のための周年生産技術の確立が求められている。 その一環として、長ネギの端境期である夏期を中心に、生育期間が短かく、 冷涼な気象を好む葉ネギの播種期と適品種を明らかにし、 ネギ類の周年生産体系を確立する。

[成果の内容・特徴]
  1. 雨除けパイプハウスにおける葉ネギの高品質安定多収のための播種適期は、 4月下旬〜7月中旬で、収量は5〜7kg/m2である。生育日数は、 4月下旬播種では90日、6月上旬播種では85日、7月中旬播種では80日が目安となる。 8月下旬以降の播種では、年内収量は2kg/m2前後で、 サビ病発生による品質低下が著しく、収量、品質が劣り、 生育日数も100日以上を要する (表1)
  2. 品種は、「さとの香」が4月下旬〜7月中旬播種で収量が最も安定し、 糖度も比較的高く、柔らかさ、葉色がよく、適する (表1)

[成果の活用面・留意点]
  1. 県内平坦地を対象とする。
  2. ネギ類の端境期である夏期の葉ネギの安定生産が可能となり収益の向上が 期待される。
  3. 収穫が遅くれると、基部の肥厚がみられるので注意する。

[その他]
研究課題名:ネギ類の大型作目化技術開発に関する試験
予算区分 :県単
研究期間 :平成5年度(平成3〜8年)
発表論文等:なし