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キク品種‘天寿’の6〜7月出しシェード栽培における貫生花の発生要因


[要約]
キク品種‘天寿’の6〜7月出しシェード栽培における貫生花の発生は、 換気不良による昼間の高温遭遇が影響し、 さらに系統により発生に差があることを確認した。貫生花の防止には、 発生の少ない系統を選び、 シェード開始後の昼間は30度C以上の高温に遭遇させないように 管理することが必要である。
宮城県園芸試験場・栽培部・花き科、施設技術科
[連絡先] 022-383-8132
[部会名] 野菜・花き
[専門]  栽培
[対象]  花き類
[分類]  指導

[背景・ねらい]
キクの作期拡大と安定生産を図るため施設化が進み、 夏期のシェード栽培が増加したが、キク品種‘天寿’ の6〜7月出しシェード栽培で貫生花の発生が問題になっている。 この対策として、シェード開始後の昼温及び夜温の影響と系統間の発生程度を 検討し、貫生花の発生要因を究明した。

[成果の内容・特徴]
  1. キク品種‘天寿’の6〜7月出しシェード栽培における貫生花の発生は、 夜温13度Cでも夜温15度Cより花芽分化と発達が遅れるものの正常に開花すること から夜温の影響ではなく、昼間の温度を高く設定した処理(最高気温 30度C以上)で著しく発生が増加するため、 換気不良による昼間の高温遭遇が原因である (表1表2)。
  2. 系統により貫生花の発生程度に差があり、‘系統1’でやや少ない (表2)。

[成果の活用面・留意点]
  1. 貫生花の防止には、発生の少ない系統を選ぶ。
  2. シェード開始後の昼間は30度C以上の高温に遭遇させないように管理する。

[その他]
研究課題名:キクの長期安定生産技術の確立
予算区分 :県単
研究期間 :平成5年度(平成4〜7年)
発表論文等:なし