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キンギョソウの秋春二度切り栽培技術


[要約]
キンギョウソウの秋春二度切り栽培の播種適期は6月25日頃で、 秋出し(1番花)の開花期は10月中下旬、春出し(2番花)は5月上中旬となる。 秋の仕立て本数は2本が適当である。また、 春出しでは2月中旬から5度Cの加温により約2週間開花が前進する。
山形県立園芸試験場・花き部
[連絡先] 0237-84-4125
[部会名] 野菜・花き
[専門]  栽培
[対象]  花き類
[分類]  普及

[背景・ねらい]
キンギョソウの秋春二度切り栽培の播種時期、仕立て本数、 加温方法について検討し、省力、低コスト栽培体系を確立する。

[成果の内容・特徴]
  1. 秋出し栽培では、早い播種では切り花品質低下、 遅い播種では開花遅延による収穫率低下がみられるので、 6月25日頃が播種適期と考えられる。 春出し栽培では播種時期は問題とはならない (表1表2)。
  2. 秋出し栽培の仕立て本数は、摘心2本仕立てが優れる。 1本仕立てでは収量が低く、4本仕立てでは、商品率が低下する (表1)
  3. セル成型苗の育苗日数は、根鉢形成程度、 切り花品質等の点から40日程度が適当である (表3)
  4. 春出し栽培では、2月中旬から最低温度5度Cで加温することにより、 約2週間の開花促進効果があり、切り花収穫期は4月中旬まで前進できる (表4)

[成果の活用面・留意点]
  1. 秋に収穫(1番花)したあと、その株を利用して春に再び収穫 (2番花)できるので、春出し栽培の育苗、定植作業が不要となる。
  2. 低温による品質低下を防ぐため、 秋冷の早い場合はハウスの保温を早めに行い、 10月下旬までに収穫を終了する。
  3. 秋出し栽培ではウイルス感染防止のため、ハウスサイドは寒冷しゃで覆う。
  4. 二度切りする場合、秋出しの収穫終了後の株の越冬は無加温でよい。

[その他]
研究課題名:キンギョソウの秋春出し栽培技術の確立
予算区分 :県単
研究期間 :平成5年度(平成3〜5年度)
発表論文等:なし