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実生系フリージアの栽培法


[要約]
フリージアの種子からの栽培法としては、 吸水種子を15度C条件下で15〜20日間湿冷蔵する催芽処理方法により生育が 促進され、切り花収量・品質が向上する。施設での無加温栽培の場合、 催芽処理種子の播種時期は8月上〜中旬が適当である。
山形県立砂丘地農業試験場・野菜、花き担当
[連絡先] 0234-92-2140
[部会名] 野菜・花き
[専門]  栽培
[対象]  他の花き類
[分類]  普及

[背景・ねらい]
フリージアは球根からの栽培が一般的であるが、 良質球根の入手が年々困難になっている。そこで、 種子からの栽培法を確立するため、催芽処理の方法とその効果、および 播種時期が生育、開花に及ぼす影響について検討した。

[成果の内容・特徴]
  1. 催芽処理は、15度Cの湿冷蔵条件下で、15〜20日間処理するのが適当であり、 処理開始前に流水中で吸水(24時間)させることにより発芽が早く、 成苗率も向上する (表1)
  2. 催芽処理することにより、生育が早まり、開花も早く、また、 切り花収量・品質を向上させる効果も認められる (表2)
  3. 無加温栽培の場合、催芽処理種子は9月上旬、 無処理種子は8月上旬までに播種すれば、3月下旬より収穫が可能となるが、 品質の良い枝切りフリージアを得るには 催芽処理種子を8月上〜中旬に播種するのが良い (表3)

[成果の活用面・留意点]
  1. 湿冷蔵にあたってはバーミキュライト等の無菌で保水性の良い資材を使用し、 処理期間中乾燥しないよう適宜かん水する。
  2. 冬期間は内張りカーテンを設置し保温に努める。
  3. 収穫終了後、10〜15gの子球と2g前後の木子を約8個得ることができ、 子球および1g以上の木子は切り花生産に使用できる。

[その他]
研究課題名:実生系フリージアの栽培法
予算区分 :県単
研究期間 :平成4年度(平成3〜4)
発表論文等:実生系フリージアの生育、開花に及ぼす催芽処理の影響、
                 東北農業研究第46号、1993年