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特殊用途大豆(青大豆)の大麦立毛間栽培法


[要約]
青大豆の栽培では、平床高畦と片側培土を組み合わせた、 大麦立毛間不耕起播種栽培により、 大麦収穫後の耕起晩播栽培に比較して子実重が向上する。
宮城県農業センター・農産部・畑作科
[連絡先] 022-383-8118
[部会名] 水田農業
[専門]  栽培
[対象]  豆類
[分類]  研究

[背景・ねらい]
宮城県では水稲に特化した農業から、 収益性の高い多彩な農業への変換をめざしている。これに対応するためには、 従来の基幹作物である水稲、麦類、大豆の生産性向上に加え、 余剰労力を活用した高収益作物の導入が必要である。 高収益作物として有望な青大豆は晩播適応性が低いため播種時期の遅れによる 収量の低下が著しい。また、 麦作〜大豆作への切り替え時には作業が集中し適期作業が困難である。 そこで適期播種と切り替え時の作業の分散を図るため麦立毛間不耕起土中播種法の 確立をする。

[成果の内容・特徴]

試験研究方法
大麦-青大豆体系における青大豆栽培では、大麦刈取の10日程度前に 立毛間不耕起土中播種を行い、平床高畦と片培土を組み合わせることにより、 大麦刈取後の晩播栽培に比較して、子実重が10%程度向上する。
表1 生育及び収量

[成果の活用面・留意点]
倒伏及び蔓化程度はやや多くなる傾向にあった。 大麦刈取を適期(初生葉展開期前)に、 なるべく低い刈取位置で行い苗の徒長を防ぎ、片培土、 雑草防除を適切に行う。コンバイン収穫の場合は汚粒発生防止のため、 低めの片培土となるが、その他の収穫方法では、両側培士とし、 倒伏軽減、雑草発生防止を図る。

[その他]
研究課題名:地域特産物を導入した高収益水田輪作体系の確立
予算区分 :地域水田農業
研究期間 :平成5年度(平成3〜5年)
発表論文等:なし