研究所トップ研究成果情報平成5年度

ヒマワリ栽培における有望品種


[要約]
宮城県におけるヒマワリの現行品種「IS-3001」にくらべて、多収で脂肪含有率の高い [IS-7000」・「IS‐61337」と短茎で耐倒伏性・作業性に優れる 「SUN WHEAT」は転換畑での栽培に適した品種である。
宮城県農業センター・農産部・たばこ特作科
[連絡先] 022-383-8118
[部会名] 水田農業
[専門]  育種
[対象]  工芸作物類
[分類]  指導

[背景・ねらい]
宮城県におけるヒマワリ栽培は、転換畑での作付けが大部分であるため、 現行品種では湿害を受けやすい。また、 現行品種は草丈が2m程度もあるため風害をうけやすいので、 これらの点や収量性・脂肪含有率等で優れた特性を持った品種の検索を行った。

[成果の内容・特徴]
宮城県においては、次の8品種が有望と考えられる。 (表1)
  1. 「IS-7000」
    現行品種「IS-3001」にくらべて、収量性及び脂肪含有率に優れている。 成熟期は現行品種並である。
  2. 「IS-61337」
    現行品種にくらべて収量性及び脂肪含有率に優れている。 成熟期は現行品種よりやや遅い。
  3. 「SUN WHEAT」
    現行品種にくらべて収量性及び脂肪含有率ではやや劣るが、 草丈が約1mで現行品種の半分程度と低いので、 耐倒伏性や作業性に優れた品種である。また、成熟期は現行品種よりやや早い。

[成果の活用面・留意点]
  1. 宮城県で問題になっている空胴病(細菌病)の発生程度は3有望品種とも 現行品種並である。なお、空胴病の防除には、 ドイツボルドーA水和剤が有効との試験成績がある。
  2. 3品種ともF1品種であるので、自家採種は不可能である。

[その他]
研究課題名:地域特産物を導入した高収益水田輪作体系の確立
予算区分 :地域水田農業
研究期間 :平成5年度(平成3〜5年)
発表論文等:なし