研究所トップ研究成果情報平成5年度

ヒマワリ栽培における省力播種技術


[要約]
宮城県におけるヒマワリ栽培では、人力播種機で播種後、間引き作業を行って いるが、真空播種機を利用し1粒播種を行うことで、間引き作業を省略できる。
宮城県農業センター・農産部・たばこ特作科
[連絡先] 022-383-8118
[部会名] 水田農業
[専門]  栽培
[対象]  工芸作物類
[分類]  指導

[背景・ねらい]
宮城県におけるヒマワリ栽培においては、人力播種機を用いて播種を行った後に、 間引き作業により、株間20cmの1株仕立てにする体系をとっているが、 間引き作業に労力を要しているので、真空播種機を利用した1穴1粒播種を行い、 播種及び間引き作業の省力化を図る。

[成果の内容・特徴]
  1. 今までの作業体系では、間引き作業時間が10a当たり200分程度必要である (表1) が、真空播種機による播種精度は株間20cmでは、手播き並に高い (表2) ので、発芽率の高い種子を利用することにより、 この間引き作業時間を省略できる。
  2. 真空播種機の播種ノズルには大豆播種用のノズルを使用し、 現行品種(IS−3001)では播種密度は畦幅80cm・株間20cmと現在の栽植密度と 同じにすることで、慣行栽培と同等の生育及び収量が得られる (表3)

[成果の活用面・留意点]
  1. ヒマワリの省力播種技術体系の一技術として有効である。
  2. 栽植密度は現行品種についてのものであり、他の品種の場合は、 栽植密度の検討が必要である。
  3. 1粒播種のため、種子の発芽率の不良は、そのまま、欠株となるので、 事前の発芽率の検討が必要であり、また圃場の条件を整え、 発芽不良をおこさないようにする必要がある。

[その他]
研究課題名:地域特産物を導入した高収益水田輪作体系の確立
予算区分 :地域水田農業
研究期間 :平成5年度(平成3〜5年)
発表論文等:なし