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簡易施設を利用した7月どりネットメロンの高品質多収栽培法


[要約]
簡易施設を利用したネットメロンの7月どり栽培には、 品種はラスターがアムス(慣行)より低温期の着果が安定しており、 高畝(40cm程度)、立ち栽培、UV折衷誘引により果実品質が向上する。 秀品収量は株間25cm、2果/株で最も多くなる.
秋田県農業試験場・園芸畑作部・野菜担当
[連絡先] 0188-39-2121
[部会名] 水田農業・野菜・花き
[専門]  栽培
[対象]  果菜類
[分類]  普及

[背景・ねらい]
本県における野菜生産は水田転作の占める割合が極めて高い。 水田農業活性化のためには輪換畑の有効活用と収益性の一層の向上により 経営の安定化を図らねばならない。そのため、 簡易園芸施設を利用した高収益野菜の高品質安定多収栽培技術の確立の 一環として、ネットメロンの7月どり栽培法について検討した。

[成果の内容・特徴]
  1. ラスターはアムスより低温期の着果が安定している (表1)
  2. 地這いより立ち栽培が果実品質が高い (表1)
  3. ラスターの定植時期は、7月中〜下旬の収穫目標から、4月中旬が適当である (表1)
  4. 高畝栽培が果重が安定し、果揃いが良い (表2)
  5. UV折衷誘引が最も受光バランスが良い (図1)
  6. 株間25cm、1株当たり2果どり(296果/a)が最も秀品収量が高い (図2)

[成果の活用面・留意点]
  1. この作型は、7月下旬以降の後作(夏まきサヤエンドウ、秋どりソラマメ等)を組 み合わせることができ、施設の高度利用ができる。
  2. 品種は、ラスターに限らず、低温期の着果性の高い品種であれば使用できる。
  3. 立ち栽培、密植のため、従来の地這い栽培と比較して栽培労力は多くなる。

[その他]
研究課題名:新作型導入による輪換田の高収益野菜の安定生産技術確立
予算区分 :特定研究開発(国庫)
研究期間 :平成5年度(平成3〜5年)
発表論文等:なし