| [背景・ねらい] |
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青森県内の鉢物生産はプリムラやシクラメンが中心となっており、新たな品目の開発が求められている。そこで、新規の鉢物品目として、カンパニュラの春出し栽培における加温電照時期を検討する。 |
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| [成果の内容・特徴] |
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| 1. |
鉢物用カンパニュラにおいて冬期間に加温(最低温度15℃)と電照(深夜4時間の暗期光中断)の処理を行うと、開花期が早まる(表1)。 |
| 2. |
その効果は品種によって異なり、12月処理では開花期が最大で2か月から5か月早まる(表1)。 |
| 3. |
処理開始時期と品種を組み合わせることにより、鉢物用カンパニュラを2月から9月まで長期出荷することができる(表1)。 |
| 4. |
開花時の株張りを見ると、品種間差はあるものの全般に2月開始のものの株張りが優れる傾向にある(表2)。 |
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| [成果の活用面・留意点] |
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| 1. |
播種時期と開花時期の関係については未検討である。 |
| 2. |
冬期間の気温により開花期は変化すると思われる(1月から3月の屋外平均気温:平年-0.3℃、調査年1.5℃)。 |
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