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切花盛期は電照を行うことにより遅らせることができ、6週間以上の電照で6月播種の「ステラトップブルー」では無電照より9〜18日、「ネネホワイト」では7〜21日、「ヒメローズピンク」では9〜33日遅くなる(表1)。7月播種では「ステラトップブルー」は11〜21日、「ネネホワイト」は8〜30日、「ヒメローズピンク」は5〜31日遅くなる(表2)。 |
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電照により切花長、茎径、切花重が増加するなど品質が向上し、これらは電照期間が長くなるほど増加する傾向がある(表1、2)。切花長は、6月播種では6週間の電照で70〜75cm、8週で75〜80cm、10週で85cm程度となる。7月播種では6週で50〜55cm、8週で60〜70cm、10週で70〜80cmとなる。 |
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6月播種で2Lを80%以上得るには「ステラトップブルー」は6週、「ネネホワイト」、「ヒメローズピンク」は8週の電照で十分である(表1)。 |
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7月播種で2L割合が高いのはいずれの品種も10週の電照を行った区で、「ネネホワイト」は80%、「ステラトップブルー」は60%程度得られる。「ヒメローズピンク」は10%程度の未収穫個体がみられるが、収穫個体のうち80%程度は2Lが得られる(表2)。 |