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乾田直播後は、湛水直播後に比べ易還元性遊離鉄が少なく、畑地化指数が高い。転作1年目、転作3年目では、乾田直播後が湛水直播後に比べ易還元性遊離鉄はより減少する(図1)。 |
| 2. |
エダマメの収量は、代かきを行う湛水直播後圃場よりも乾田直播後圃場が1年目で33%、2年目で40%増収する。また、両圃場とも転作1年目より2年目で高くなる(図2)。 |
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ネギの収量は、乾田直播後2年目圃場で520kg/aとなり、連作畑並の収量が確保される(図2)。 |
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エダマメの主な利用機械は、、乾田直播用汎用点播機、乗用管理機(カルチ、培土機、ブーム)、抜取機であり、ネギは乗用管理機(施肥同時溝掘機、カルチ、培土機、ブーム)、歩行型管理機(最終培土)、歩行型移植機、乗用堀取機である(図3)。 |
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乾田直播後圃場におけるエダマメの作業時間は、乗用管理機体系が慣行の歩行型体系に比較して43%となる。また、ネギの作業時間は68%となり、それぞれ57%と32%短縮する(表1)。 |
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全作業時間(調製除く)に占める乗用型機械での作業時間割合は、エダマメが59%、ネギが77%となり、いずれも慣行歩行型体系に比べて乗用管理機体系が大きく上回り、軽労化につながる(表1)。 |