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除草剤を使わない水田雑草防除法選択システム

[要約]
ほ場条件、営農条件、栽培条件に適合した除草剤を使わない各種水田雑草防除法を容易に選択できるシステムを作った。
[キーワード]
  無農薬栽培、水田雑草防除、除草法、除草剤
[担当]山形農試生産環境研究部、山形農試総合研究部
[連絡先]電話023-647-3500、電子メールobash@pref.yamagata.jp
[区分]東北農業・水稲
[分類]技術・参考

[背景・ねらい]
水稲無農薬栽培の普及上、雑草防除法は大きな課題になっている。現在まで研究開発された防除法は各種あげられるが、個々の農業者の条件によって適合し得る方法が異なるので、その選択が容易にできるようにシステム化する。
[成果の内容・特徴]
 
1. 除草剤を使わない各種水田雑草防除法を適用することができる11項目のほ場条件、営農条件、栽培条件を整理した。(表1
2. ほ場条件、営農条件、栽培条件から各種防除法を選択できる検索システムを作った。選択され得るのは10の防除法である。(表2図1
3. 選択画面にはそれぞれの防除法の特徴、防除効果、効果の持続期間、実施上の留意点を示した。(図1
4. 山形県農業情報サイト「あぐりん」からこのシステムによる検索が可能である。
http://www.agrin.jp/
[成果の活用面・留意点]
 
1. 各防除法の除草効果の水準には差があるので、特徴を理解して実施する。
2. 各防除法の特徴は山形県内のデータに基づいているので、寒地、暖地では除草効果が変動する可能性がある。
[具体的データ]
 
[その他]
研究課題名: 水稲の有機栽培技術体系の開発
予算区分: 県単
研究期間: 平成14年度(平成11〜15年)
研究担当者: 大場伸一、遠藤宏幸