| [背景・ねらい] |
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青森県では、在来の晩生品種「毛豆」を早生化した品種「あおもり豊丸」、「あおもり福丸」を育成した。この3品種を組み合わせることによって長期連続出荷を目指している。そこで、早い作型に適した品種「あおもり豊丸」を用いた7〜8月どり栽培に適した最適栽植本数について検討した。 |
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| [成果の内容・特徴] |
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| 1. |
移植栽培での、上物収量、総収量はともに1,428本/a(株間10cm)が最も多く、栽植本数が減少するにつれて減収する(図1)。 |
| 2. |
直播栽培では、上物収量と蔓化倒伏程度から、栽植本数571〜714本/a(株間20〜25cm・1本仕立て)が適する(表1、図1・2)。 |
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| [成果の活用面・留意点] |
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| 1. |
本試験は青森県津軽地域で行ったものであり、気象条件の異なる地域での活用には留意が必要である。 |
| 2. |
直播栽培では種子の必要量も少なく、a当たり収量もやや多いが、収穫時期が8月上旬となり、出荷がお盆過ぎにずれ込むこともある。
これに対して、移植栽培では種子の必要量も多く、a当たり収量も少ない傾向であるが、収穫時期が7月下旬となり、有利に販売することができる。 |
| 3. |
軟弱徒長を防止するために、平均気温15℃、最高気温20℃を目安にトンネルを除去する。移植栽培では、除去時期が開花始め時期にあたる場合が多いため、トンネル除去後に強い低温に当たらないよう注意する。 |
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