[成果情報名]

アスパラガス半促成長期どり栽培における褐斑病に対するTPN水和剤の散布時期

[要約]

アスパラガス半促成長期どり栽培で秋期に増加する斑点性病害は褐斑病が主病害である可能性が高く、TPN水和剤を7月中〜下旬と8月中〜下旬に2回散布すると秋期の褐斑病の増加を抑制することができる。

[キーワード]

アスパラガス、褐斑病、TPN水和剤、散布時期

[担当]

香川農試・生産環境部門

[連絡先]

電話 087-889-1121

[区分] 近畿中国四国農業・生産環境(病害虫)
[分類] 技術・参考

[背景・ねらい]

アスパラガス半促成長期どり栽培では、斑点性病害による秋期の葉枯れ症状が問題となっている。アスパラガス栽培では、夏芽の収穫期間中(5月〜10月)は収穫を毎日行うため、収穫前日まで使用でき、薬害の発生が少ないTPN水和剤の使用頻度が高い。そこで、秋期の斑点性病害の増加を抑制するため、TPN水和剤の散布時期を検討する。

[成果の内容・特徴]

1.アスパラガス半促成長期どり栽培での斑点性病害の発生状況を調査したところ、梅雨時期(7月上旬)では褐斑病(病原菌:Cercospora asparagi)と斑点病(病原菌:Stemphylium botryosum)の発生圃場率はほぼ同等である。一方、秋期(10月中旬)では褐斑病の発生が多く、秋期の葉枯症状の主原因は褐斑病の可能性が高い(図1)。

2.TPN水和剤を7月中〜下旬と8月中〜下旬に2回散布すると、多発条件下および少発条件下ともに10月中旬の褐斑病の発生が軽減され、秋期の褐斑病の増加を抑制することができる。(図2)。

[成果の活用面・留意点]

1.TPN水和剤の登録内容は、適用病害が褐斑病、斑点病、茎枯病、使用時期及び使用回数が収穫前日まで3回以内である。

2.9月以降発生が多い場合には追加防除を行う。

[具体的データ]

 

[その他]
研究課題名 : 担い手育成のためのアスパラガス高収益技術の確立
予算区分 : 県単
研究期間 : 2006〜2008年度  
研究担当者 : 生咲 巖、森田知子、十川和士

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