広報活動報告詳細

サイエンスアゴラ2016に出展しました

情報公開日:2016年11月15日 (火曜日)

2016年11月5日(土)と6日(日)、生物機能利用研究部門 遺伝子組換え研究推進室は、東京・お台場地域で開催されたサイエンスアゴラ2016において「ゲノム編集ってなんだ? ~DNAを狙い撃ち~」というゲノム編集をテーマとした企画ブースの出展を行いました。

サイエンスアゴラは国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)主催のサイエンスコミュニケーションのイベントで、お台場地区において2006年より毎年開催されています。遺伝子組換え研究推進室は、前身の農業生物資源研究所時代の2011年より、遺伝子組換えをテーマに毎年サイエンスアゴラに出展しており、今年で6回目となりますが、今年は遺伝子組換えではなく「ゲノム編集」をテーマにしました。

ゲノム編集はDNAの狙ったところに変異を入れることができる技術であり、近年急速に開発が進み、様々な生物種で利用されています。テレビや新聞などで少しずつ取り上げられるようになってきていますが、まだ馴染みが薄い新技術です。そこで私たちはまず知ってもらうことを目標とし、ゲノム編集がどういう技術なのかについて、育種の観点から紹介しました。ポスターを使って、従来の放射線育種や遺伝子組換えと比較しながら、ゲノム編集の利点やDNA変異のメカニズム、私たちの生活にどのように役立てられるのかについて紹介しました。ゲノム編集の活用例として紹介していたもののうち、花粉を作らないスギや低アレルゲン性タマゴ、おとなしいマグロなどにみなさん興味を持たれたようです。また、DNAの変異の仕組みを学べるようにボールを使った簡単なゲームを用意し、放射線照射とゲノム編集による変異の違いを体験してもらいました。ゲームは子どもたちにも楽しみながらDNAや変異について知ることができたのではないかと思います。

2日間で、ブースには子どもたちから年配の方まで幅広い年代の方々に来ていただきました。ゲノム編集について知っていた方も知らなかった方も、ポスターやゲームを通してじっくりとコミュニケーションを取ることができ、ゲノム編集がどんな技術なのか知ってもらうことができたのではないかと思います。来場者からは、わかりやすかった、詳しく聞けてよかった、という声が聞かれました。その他アンケートで得られた意見などをもとに、今後のサイエンスコミュニケーション活動や研究開発に役立てていきたいと思います。