広報活動報告

灘中学・高等学校 生物研究部が「飛ばないナミテントウ」を見学しました。

情報公開日:2016年8月 8日 (月曜日)

日時 

2016年7月26日(火曜日)9時50分~11時40分

場所 

西日本農業研究センター(福山)

見学者  

灘中学生16名、灘高等学校生6名および引率の先生1名の計23名

概要 

はじめに、講堂において農研機構と西日本農研の組織や研究活動の概略を説明し、その後は生産環境研究領域の世古智一主任研究員から「飛ばないナミテントウ」の研究紹介を行いました。その後の質疑応答では、「異なる地域で採集したナミテントウで系統を作り、系統同士を交配させれば低下した生存率や産卵数を元に戻せるのではないか?」、「飛ばないナミテントウと野生のナミテントウの交配は生態系に影響しないのか?」、「選抜実験のグラフで、突然飛翔距離が低下している世代があるが、それはなぜか?」など研究者を唸らせる質問が飛び出し、生物研究部の生徒として研究に対する意識の高さが感じられました。

その後、生物農薬開発実験棟に移動して、実際にフライトミル(「飛ばないナミテントウ」特集ページを参照)に宙づりにされたテントウムシが羽ばたいて回転する様子を観察し、飛ぶ能力が個体により違いがあり、その能力が低いため飛ぶのが苦手なテントウムシを選抜していく方法の説明を熱心に聞いていました。飛ばなくなったナミテントウは、高いところに登って、そこから羽ばたこうとしても飛べずに、戻っていく様子も観察していました。実際に、飛ぶことが出来ず下に落ちてしまう様子を見ることが出来なかったのが残念そうでした。

今回の見学に対して、「研究者という職業がどのようなものかというイメージが湧いた、夏休みの生物研究部活動として貴重な経験をした。」との感想をいただきました。

  

研究紹介の様子

季刊広報誌 NARO
農研機構研究報告