農研機構東北農業研究センターの菜の花畑を公開
農研機構東北農業研究センターは、国内唯一の公設のナタネ育種機関として、北海道から九州までの各地に適応した、食用油向きのナタネの品種開発に取り組んでいます。また、麦育種試験圃場における連作障害*1防止等のための緑肥*2作物としても、広大な面積でナタネ (菜の花) を作付けしています。
広い「菜の花」畑は、満開になると黄色いじゅうたんのようになり、残雪を頂く岩手山ともマッチして、来訪者の目を楽しませてくれます。
今年は5月13日前後に見頃を迎えると予想し、「菜の花公開」を下記のとおり実施します。菜の花の景観をお楽しみ下さい。
記
- 日時: 2019年5月11日 (土曜日) ~ 12日 (日曜日) 、両日とも 9時00分~16時00分
- 場所: 農研機構東北農業研究センター (岩手県盛岡市下厨川字赤平4)
- 公開内容
- 菜の花畑の公開面積: 420アール
- 研究成果等の紹介
- 平成30年度の主要な研究成果 (パネル展示)
- ナタネ・麦の開発品種 (パネル展示)
- ナタネの播種・刈り倒し用の機械展示
- 菜種油特産品などの販売
- その他
- 入場無料、駐車場無料(約200台)
- 駐車場へは係員が誘導します (所内道路は、通行規制があります) 。
- 犬などペットの車外同伴は禁止、構内は全面禁煙です。
- ドローン等の飛行・撮影は禁止です。
- 後作の関係で、菜の花は公開終了後、順次刈り倒す予定です。
○ 詳細は東北農業研究センター菜の花公開ホームページをご覧ください。
http://www.naro.affrc.go.jp/event/list/2019/04/130401.html
- *1 「連作障害」とは、同じ畑で同じ作物を何度も繰り返し栽培していると、土の中の栄養分が減ったり、病害虫が土の中に残ったりすることで発生する生育障害 です(生育が極端に悪くなったり枯れたりします) 。
- *2 「緑肥」とは、栽培している植物を収穫せずに、そのまま植物と土を一緒に耕し (すき込み) 、後から栽培する作物の肥料にすることです。東北農業研究センターではナタネ、マメ科牧草等を緑肥作物として作付けしています。