刊行物

牛ふん堆肥中クロピラリドの高感度分析法(参考法)


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カテゴリ
技術マニュアル
技術紹介パンフレット
タイトル
牛ふん堆肥中クロピラリドの高感度分析法(参考法)
発行年月日
2017年11月20日
概要

本分析法は牛ふん堆肥中のクロピラリドをアルカリ性下でメタノール抽出し、酸性とアルカリ性でクロピラリドの溶出挙動が変化することを利用して、固相抽出カートリッジ(コポリマーカラム)および液液溶媒抽出によりクリーンアップした後、高速液体クロマトグラフタンデム質量分析計を用いて測定する方法です。

本分析法の定量下限値は2 μg/kg乾物(-DW)であり、従来法(「飼料及び堆肥に残留する除草剤の簡易判定法と被害軽減対策マニュアル」あるいは「肥料等試験法(2016)」掲載の分析法)より高感度な分析が可能です。

なお本分析法は独立行政法人農林水産消費安全技術センター及び当機構での室間再現精度試験により妥当性を確認しています。一般の分析機関で分析を行う場合は、事前に各機関において「肥料等試験法(2016)」に準じて分析方法の妥当性を確認してください。今後複数機関での室間再現精度試験を行い妥当性の検証をすすめる予定であり、その際分析工程の一部に変更が生じる可能性があります。また、牛ふん堆肥以外の試料(豚ぷん堆肥や鶏ふん堆肥等)に適用する場合も、同様に妥当性を確認してください。