46.麹かび病菌の簡易検出法(1975)

河上 清、蛯原富男、月田嘉辰、森井謙介、小野功一、古沢寿治(1975)スタンプアガーによる蚕飼育所の麹かび病菌の簡易検出法について.日本蚕糸学雑誌 44(4)327-332

1.麹かび病菌の簡易検出法として、スタンプアガー法を案出した。

2.本法は、ソーセージ状に封入したローズベンガル寒天培地を、そのまま調査対象物にスタンプし、スタンプ面を上にして約0.5cmの厚さに切断した培地切片を、30℃で2日間培養し、発育した菌集落によって麹かび病菌の多少を判定するもので、現行の各検出法に比べ、検出精度は同程度であったが、省力化は著しく、極めて簡便な現場検査法であることが解明された。


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