ユキヤナギアブラムシ (= ミカンミドリアブラムシ), Aphis spiraecola Patch

カメムシ目 同翅類(Hemiptera, Homoptera) アブラムシ科 (Aphididae)


形態・生態

加害部位 葉(葉の縮れ)、枝(生育遅延)
加害形態 成虫、幼虫
発生回数・時期 3月下旬ふ化、4月下旬幹母成虫、第3世代に有翅胎生雌が出現し分散、11月に産卵雌成虫が産卵
越冬形態
形態 体長 無翅胎生雌 1.5 mm、有翅胎生雌 2.0 mm、
分布 日本全土

 

   越冬卵 幹母ふ化幼虫     雌成虫    新梢寄生

 

 無翅胎生雌 有翅胎生雌の産仔  有翅幼虫集団

          有翅雌成虫の頭部と胸部が黒

  • 越冬は卵態.越冬卵はリンゴでも認められるが,主にユキヤナギ,コデマリ,
      ウツギなどの一次寄主の休眠芽に産卵された卵で越冬し,そこから5〜6月に
      飛来する.リンゴでは年間10数世代発生が可能.
    ・ 特に新梢先端の若い葉(20日齢くらいまで)を好む傾向があり,
      新梢生長が停止する夏場以降は,若木や高接ぎ樹以外では問題はなくなる.
    2007年7月10日


     



    被害

    寄生状況、2007年6月12日

  • 比較的大きな集団を形成することから,不快害虫として扱われる


    防除


    天敵

    ヒラタアブ幼虫 テントウムシ幼虫


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