1. |
このシステムは、消費者ニーズ把握のためのモニター制度とマーケティング支援方策を体系化したWebマーケティング支援システムで構成される(図)。 |
2. |
Webマーケティング支援システムは、「掲示板」、「物産紹介のページ自動作成」、「生産者紹介のページ自動作成」、「アンケートのページ自動作成」、「最適価格計測システム」、「コンジョイント分析」、「回答結果の自動集計システム」などで構築されている。 |
3. |
消費者モニター制度によって得られた消費者ニーズに関するデータを、本システムによって効率的に処理できる。また、「物産紹介のページ」などにアクセスしてきた一般の消費者から、データを収集することも可能である。さらに「掲示板」によって消費者の「生の声」が分かる。 |
4. |
本システムの「最適価格計測システム」で消費者が適当と考える価格帯が示され、「コンジョイント分析」により消費者は農産物の何を重視しているのかを知ることができる。 |
5. |
マネージャーは、得られた分析結果をもとに、1.どのような品質の物を、2.どのような価格帯で、3.どのような販売方法で、4.どこに売るか、というマーケティング戦略を組み立てることができる。 |
6. |
このマーケティング支援システムの活用により、岩手県Y村のホウレンソウのマーケティング戦略は、「品質・規格の統一を図り、普通のホウレンソウよりも1束(200g入)30円程度高い価格設定で、地場産・安心をアピールしつつ、中小市場との相対取引やスーパー・生協等への直接販売ルートの開拓をする」のように策定された。 |