平成17年度の独立行政法人農業環境技術研究所評議会が、4月27日に農業環境技術研究所において開催された。この評議会は、第1回 (平成13年11月16日)、第2回(14年5月24日)、第3回(15年4月23日)、第4回(16年4月26日)に続く第5回である。評議会の内容は以下の通りである。
日時: 平成17年4月27日(水)
場所: (独)農業環境技術研究所 大会議室および理事長室
議事次第
開会あいさつ
平成16年度評議会における指摘事項とそれに対する対応
平成16年度の所の業務実績報告
平成16年度の代表的な主要成果
業務実績に係わる総合評価
講評
閉会あいさつ
評議会メンバー
[評議員]
永田 徹 前茨城大学農学部教授
中村 雅美 日本経済新聞社科学技術部編集委員
木村 眞人 名古屋大学大学院生命農学研究科教授
小川 吉雄 茨城県農業総合センター園芸研究所長
藤田 和芳 大地を守る会会長
大塚柳太郎 独立行政法人国立環境研究所理事長
三輪睿太郎 独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構理事長
大熊 幹章 独立行政法人森林総合研究所理事長
秋山 敏男 独立行政法人水産総合研究センター瀬戸内海区水産研究所長
塚本 和男 農林水産省大臣官房環境政策課長
[オブザーバー]
大川 安信 農林水産省農林水産技術会議事務局研究開発課長
開会あいさつ 独立行政法人農業環境技術研究所 理事長 佐藤 洋平
今日はご多忙の中、お集まりいただき、ありがとうございます。とくに秋山委員は広島から、また木村委員は名古屋からというように、ご遠方からお越しいただいた委員の方もあり、まことにありがたく思います。所員一同を代表してお礼申し上げます。
この評議会は、一年に一度、この時期に開催し、私たちの一年間の成果や管理・業務について、忌憚(きたん)のないご意見をいただくものです。将来に向けて農業環境研究に活用させていきたいと思っていますので、よろしくご意見を賜(たまわ)りますようお願いします。
すでにご案内のように、第1期の中期計画は本年度が最終年度であり、総仕上げの年に当たります。今日評価いただく平成16年度はその最終仕上げに向けての非常に重要な一年であったと考えています。わたしたちがこの一年間に行ってきました研究・業務について、忌憚のない評価をいただきたいと思います。
当研究所は、基礎的な知識を蓄積すること、そして蓄積した知識を社会に発信するということを基本的な任務としています。そういう基本的な任務を果たす上でも、公共性、責任性、自主性、透明性を重視しながら、安全、安心、制御、次世代への資源の継承、さらには、国際、学際、地際の観点を私たちの日ごろの基本的姿勢にして、業務の推進に努めてきました。
今日、これから1時から5時までという長時間の会議になります。最初に、昨年度、この評議会でいただいたご意見に関して、どのように私たちがそのご意見を受け止め、どのように改善したかの対応について説明をさせていただきます。そして、それに引き続いてこの一年間、どのようなことを行ったか、私たちが掲げた目標にどこまで到達しているのか、ということについて説明させていただきます。少し時間が長くなるかと思いますが、私たちの研究所を良くするためにご意見をいただきたい。どうぞよろしくお願いいたします。
評議員からのおもな発言