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情報:農業と環境 No.73 (2006.5)
独立行政法人農業環境技術研究所

農業環境技術研究所年報 第22号(平成16年度)が刊行された

平成16年度(2004年度)の農業環境技術研究所年報が刊行されました。農業技術研究所を母体として農業環境技術研究所が発足した昭和58年度(1983年度)から数えて22冊めの年度報告です。

以下に、その「はしがき」と目次を紹介します。

はしがき

農業環境技術研究所は、農業と環境の関わりにおいて時空を超えた問題を研究することを使命として、2001年4月に独立行政法人として新たに組織された。これに併せて、2005年を目標年次とする5カ年計画が立てられた。この計画は、安全・安心、制御、継承を基本理念として、3つの研究ミッションを定めた。それは次の通りである。

1)気候変動の下で、食料を安定して供給するための戦略を立てる、2)農業生態系がもつ自然循環機能によって食料と環境の安全性を確保する、3)健全な農業環境資源を次世代に継承する。

2004年度は、この5カ年計画の目標を達成する上で極めて重要な年であった。過去3年間における成果と目標達成度の的確な評価を基礎として年次計画をたて、その着実な遂行を図った。そのために、私たちは、研究所の運営において基本となる機能として定めた次の9の機能を吟味し、それらが達成されているか常に点検しながら研究所の運営に当たった。

受信(社会・専門・政策)/研究(自己増殖・成長)/連携(MOU・専門・行政)/討論(セミナー・啓発)/貯蔵(インベントリー・醗酵)/評価(業績・課題・運営・機関)/発信(専門・一般・パブリックアセスメント)/提言(リスク評価・マスタープラン)/宣伝(新聞・TV・雑誌・インターネット)

研究プロジェクト「外来植物のリスク評価と蔓延防止策」を平成17年度科学技術振興調整費に応募し採択されたこと(受信)、カドミニウムで汚染された水田を修復するための土壌洗浄法を開発したこと(研究)、昨年度MOUを締結したドイツ、中国および韓国の農業環境研究機関に加えて、新たにラオスとMOUを結んだこと(連携)、アジア・太平洋外来生物データベースシステム(APASD)を構築したこと(貯蔵)、第3回国際窒素会議において「窒素管理のための南京宣言」を発したこと(提言)などをはじめとして、ここにお届けする2004年度年報には、数多くの活動を報告している。

この年報が農業環境研究をさらに発展させるために、あるいは農業環境問題を解決するために少しでも役立つことができるならば所員一同にとって大きな喜びである。なお、巻末には所員の研究成果リストを掲載した。必要な資料のご請求をいつでも歓迎いたします。

平成17年7月2日

独立行政法人農業環境技術研究所理事長

佐藤 洋平

目次

はしがき

I.研究実施の概要

1.地球環境部

2.生物環境安全部

3.化学環境部

4.農業環境インベントリーセンター

5.環境化学分析センター

II.平成16年度研究課題

1.年度計画研究課題一覧

2.受託プロジェクト研究等一覧

再委託先リスト

3.法人プロジェクト研究課題一覧

III.研究成果と展望

1.農業水利用を考慮した新しい大陸スケールの水循環モデルの開発

2.衛星搭載レーダで雲の影響を受けず精度良く水稲作付地を検出する技術

3.渦相関法による二酸化炭素フラックス測定のためのデータ処理プログラム

4.関東地方にみられるタンポポの4割は単一のクローン

5.アジア・太平洋地域の外来生物に関するデータベースシステムの構築

6.環境DNAで土壌くん蒸処理の微生物影響をみる

7.農薬生態毒性評価のためのコガタシマトビケラの室内人工飼育法

8.玄米カドミウム濃度に係わる遺伝子座

9.亀裂の発達した粘土質転換畑の暗渠(あんきょ)からの懸濁態リンの流出

10.国内で広範囲に発生していた侵入害虫 Opogona sacchari (Bojer)(新和名:クロテンオオメンコガ)

11.イムノアッセイで農作物中の残留農薬イミダクロプリドを迅速かつ簡便に測定する

IV.研究成果の発表と広報

1.研究成果

(1) 農業環境技術研究所の刊行物

(2) 学術刊行物

(3) 学会等講演要旨集

(4) 著書・商業誌等刊行物

(5) その他

2.広報

(1) 所主催によるシンポジウム・研究会

(2) 刊行物一覧

(3) 情報:農業と環境

(4) 個別取材一覧

(5) 新聞記事

(6) テレビ・ラジオ等

V.研究・技術協力

1.会議等

2.海外出張者

3.産官学の連携

(1) 共同研究

(2) 行政との連携

1) 行政機関等の主催する委員会への派遣

2) 国際機関への協力

3) 研究会等への講師派遣

(3) 外部研究者の受入

(4) 大学との連携

1) 非常勤講師の派遣

2) 客員教授・助教授の派遣

3) 連携助教授の派遣

4) 兼任教員の派遣

4.研修等

(1) 技術講習

(2) 外国人研修

(3) 職員研修

5.分析・鑑定等

VI.総務

1.機構

2.人事

(1) 定員

(2) 人事異動

(3) 受賞・表彰

3.会計

(1) 財務諸表

(2) 決算報告書

(3) 予算、収支計画及び資金計画

(4) 国定資産

(5) 機械等購入

(6) 特許等一覧表

4.図書

5.視察・見学者数

6.委員会

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