2月23日、平成18年度農業環境技術研究連携推進会議が開催されました。この会議は農業環境技術研究推進会議として毎年実施されてきましたが、今年度より、農業環境にかかわる行政部局、他の研究法人・研究機関との連携を強化するため、名称・内容ともに変更したものです。
なお、行政部局等からの要望や総合討論の概要については、次号(84号)でお知らせする予定です。
平成18年度農業環境研究連携推進会議
開催趣旨: 農業環境研究に係る情勢の検討、情報交換等を行い、連携の推進と成果の普及を図る。
日時: 平成19年2月23日(金) 10:00〜17:20
場所: 農業環境技術研究所 大会議室
議事:
開会あいさつ
農業環境技術研究所 理事長 佐藤 洋平
1) 農業環境研究を巡る情勢について
農業環境技術研究所の研究活動の紹介
研究統括主幹 宮下 C貴
行政部局等からの情勢報告および要望
(1) 農林水産省消費・安全局農産安全管理課農薬対策室 農薬企画班 栗山 泰
(2) 農林水産省生産局農産振興課 環境保全型農業対策室 課長補佐 金澤 健二
(3) 農林水産省農村振興局企画部資源課農村環境保全室 課長補佐 菅原 秋日人
(4) 農林水産省農林水産技術会議事務局 研究開発企画官 小泉 健
(5) 独立行政法人肥飼料検査所 理事 今井 伸治
(6) 独立行政法人農薬検査所 検査部長 阪本 剛
ほか
総合討論
2) 農業環境技術研究所の成果の紹介
(1) ディルドリンを吸収しにくいカボチャ台木を用いてキュウリの汚染を低減
有機化学物質研究領域 大谷 卓
(2) イムノクロマトアッセイを用いた米等のカドミウム濃度簡易測定
土壌環境研究領域 阿部 薫
(3) 農耕地土壌から発生する温室効果ガスの新しい算定方法
企画戦略室 秋山 博子
3) 重要問題の検討
農業環境におけるリスク評価
(1) 環境リスク研究の現状と課題
産業技術総合研究所 化学物質リスク管理研究センター 内藤 航
(2) 農薬の環境リスク評価に何が求められるか?
農業環境技術研究所 有機化学物質研究領域 與語 靖洋
(3) 温暖化が農業生態系に及ぼす影響予測と作物生産に対するリスク評価
農業環境技術研究所 大気環境研究領域 野内 勇
(4) 窒素・リンによる河川・地下水の水質汚染リスク
農業環境技術研究所 物質循環研究領域 菅原 和夫
(5) 農業環境リスク指標作成における地理情報の利用
農業環境技術研究所 農業環境インベントリーセンター 神山 和則
総合討論
閉会あいさつ
農業環境技術研究所 理事 上路 雅子
参集範囲:
1) 農林水産省関係行政部局
大臣官房環境政策課
大臣官房統計部
消費・安全局農産安全管理課
生産局農産振興課環境保全型農業対策室
農村振興局企画部資源課農村環境保全室
農林水産技術会議事務局
2) 他省庁行政部局
環境省自然環境局野生生物課
3) 独立行政法人
農業・食品産業技術総合研究機構
農業生物資源研究所
国際農林水産業研究センター
森林総合研究所
水産総合研究センター
肥飼料検査所
農薬検査所
国立環境研究所
産業技術総合研究所
4) 農業環境研究を実施する公立試験研究機関
ほか