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情報:農業と環境 No.86 (2007.6)
独立行政法人農業環境技術研究所

平成19年度農業環境技術研究所評議会が開催された

4月26日、農業環境技術研究所において、平成19年度の独立行政法人農業環境技術研究所評議会が開催されました。

この評議会は、理事長が委嘱する評議員で構成される会議で、平成18年度の農業環境技術研究所の運営、調査・研究の計画と進捗(しんちょく)状況などが評価されました。この会議での評価の結果は、研究所の運営の改善、調査・研究の効率化・重点化に反映されます。

ここでは、開会のあいさつと評議員からのおもな指摘について報告します。

おもな議事

理事長あいさつ

平成18年度評議会における指摘事項とそれに対する対応

平成18年度の業務実績報告

業務実績に係わる総合評価

講評

出席者

【評議員】

木村 眞人  名古屋大学大学院生命農学研究科教授

古在 豊樹  千葉大学学長

永田  徹  前茨城大学農学部教授

藤原俊六郎 神奈川県農業技術センター副所長

松永 和紀  サイエンスライター

山崎 洋子  NPO田舎のヒロイン・わくわくネットワーク理事長

大塚柳太郎 独立行政法人国立環境研究所理事長 (欠席)

堀江  武  独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構理事長 (欠席)

鈴木 和夫  独立行政法人森林総合研究所理事長

秋山 敏男  独立行政法人水産総合研究センター瀬戸内海区水産研究所所長

末松 広行  農林水産省大臣官房環境政策課長 (欠席)

【オブザーバー】

大谷 敏郎  農林水産省農林水産技術会議事務局研究開発企画官

重倉 光彦  農林水産省農林水産技術会議事務局研究開発企画官

唐澤 敏彦  農林水産省農林水産技術会議事務局研究調査官

渡邉 美鈴  農林水産省農林水産技術会議事務局技術政策課係員

理事長あいさつ

農業環境技術研究所 理事長 佐藤 洋平 

本日は、農業環境技術研究所の評議会にご出席いただきましてありがとうございます。昨年の同じ時期に、この評議会を開催して、評議員の皆さまからいろいろなご指摘をいただきました。後ほどご紹介しますが、ご指摘のいくつかは、昨年のあいだに実行いたしました。また昨年のこの席で、第 II 期中期計画を実施するにあたって大きく組織替えをしたことをご説明いたしましたが、そういう新たな仕組みのもとで、この1年間、中期計画を達成するべく、みな一丸となって努力してまいりました。今日はその成果をご報告させていただくことになります。

今期の大きな変更点の一つが研究所の体制です。農業環境技術研究所として、基礎的な知識を深める役割を担う7つの研究領域を設けました。そこに、研究所員を配属して、自分たちの専門を深める努力をすると同時に、その専門領域における人材の育成にも努めていくという仕組みをとりました。他方、中期計画に書き込まれております課題を実施するため、15の小課題ごとにリサーチプロジェクト(RP)を設け、それぞれのRPの小課題を推進するリーダーのもとで研究成果をあげるという仕組みとしました。それぞれのRPには7つの研究領域から必要な人材を配し、領域横断的に研究課題に取り組んでいます。われわれは、これをマトリックス構造と言っております。こういう仕組みを作ったことが、この一年間で、どのように実を結んだのかという視点でご評価いただければありがたいと思います。

研究課題は3つの大きな柱のもとに重点化して進めております。紹介の内容を踏まえて忌憚(きたん)のないご意見をたまわりたくお願い申し上げます。本日は長い時間をお取りいただきますが、ぜひともよろしくお願いいたします。

評議員からのおもな指摘

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