平成20年3月19日、農業環境技術研究所において、平成19年度に係る独立行政法人農業環境技術研究所評議会が開催されました。
この評議会では、平成19年度の農業環境技術研究所の運営、研究成果、調査・研究の進捗(しんちょく)状況などが、11名の評議員により評価されました。評価の結果は、研究所の運営の改善、調査・研究の効率化・重点化に今後反映されることとなります。昨年まで、評議会は4月下旬に開催されていましたが、評議会の評価結果を次年度の業務運営に適確に反映させるため、今回から開催時期を約1か月早めています。
ここでは、今回の評議会における理事長のあいさつと、評議員からのおもな指摘を紹介します。
出席者
【評議員】
木村 眞人 名古屋大学大学院生命農学研究科教授
古在 豊樹 千葉大学学長 (欠席)
永田 徹 前茨城大学農学部教授
藤原俊六郎 神奈川県農業技術センター副所長
松永 和紀 サイエンスライター
山崎 洋子 NPO田舎のヒロイン・わくわくネットワーク理事長
大塚柳太郎 独立行政法人国立環境研究所理事長
堀江 武 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構理事長 (欠席)
鈴木 和夫 独立行政法人森林総合研究所理事長
秋山 敏男 独立行政法人水産総合研究センター瀬戸内海区水産研究所長
西郷 正道 農林水産省大臣官房環境バイオマス政策課長 (欠席)
(欠席者は書面による評価を実施)
【オブザーバー】
重倉 光彦 農林水産省農林水産技術会議事務局研究開発企画官
田中 康治 農林水産省農林水産技術会議事務局課長補佐
河野 恵伸 農林水産省農林水産技術会議事務局研究調査官
理事長あいさつ
この1年間は、第2期中期目標期間の2年目としての業務が着実に進行したと考えております。農環研は、3年後の平成23年度には、農業生物資源研究所、種苗管理センターと統合することが決まっております。そのように決まった以上は、これに向かって前向きに対処していきたいと考えております。研究環境に優れ、良い成果のあげられる組織を作るため、原点に立ち返って努力していく所存です。3年後の統合までは、農環研としての中期計画を万全な形で完成させるよう頑張ってまいります。独立行政法人の整理合理化計画(平成19年12月閣議決定)の中では、研究の重点化に向けた検討も求められております。来年度は、中期計画課題の重点化についても評価いただくことになると考えております。
評議員からのおもな指摘