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情報:農業と環境 No.102 (2008年10月1日)
独立行政法人農業環境技術研究所

農業環境技術公開セミナー in 福島(9月18日)が開催された

9月18日(木曜日)、福島県農業総合センター多目的ホールにおいて、「農業環境技術公開セミナー in 福島」が開催されました。このセミナーは、農業環境問題について最近の研究成果を紹介し、参加者相互の理解と連携・協力の推進を図ることを目的として、福島県農業総合センターと農業環境技術研究所とが開いたものです。農業環境技術研究所が県の試験研究機関と共催でこの様なセミナーを開催するのは初めての試みでしたが、国や県、周辺市町村の関係者、一般市民の方など、約100名の参加がありました。

このセミナーで、農業環境技術研究所からは、「地球温暖化が作物生産に及ぼす影響」(大気環境研究領域 吉本主任研究員)、「外来植物と農業生態 −アレロパシーの機能と利用−」(生物多様性研究領域 藤井上席研究員)、「より安全な土壌消毒法をめざして」(土壌環境研究領域 小原主任研究員)について紹介しました。また、福島県農業総合センターからは、水田からのメタンの発生を抑えるための水管理や有機栽培に関する研究成果が紹介され、活発な質疑応答が行われました。

また、多目的ホールに隣接する成果展示室では、農業環境技術研究所と福島県農業総合センターが、それぞれ平成19年度の代表的な研究成果をポスターで紹介しました。各ポスターの前ではセミナーの休憩時間に参加者が熱い議論を展開していました。

写真1

写真1 「外来植物と農業生態」に関して講演する藤井上席研究員

写真2

写真2 ポスターセッション会場となった福島県農業総合センター成果展示室

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