つくばの農林研究団地にある農水省関連研究所の2009年一般公開が、4月17日 (金曜日)、18日 (土曜日) の2日間にわたって行われました。このイベントは科学技術週間の行事の一つとして毎年開催されているものです。
農業環境技術研究所は「未来につなげよう 安全な農業と環境」をテーマに、17日に研究所本館および農業環境インベントリー展示館での実演・体験・展示、ミニ講演、研究成果紹介、18日には農林水産技術会議事務局筑波事務所内の特設会場でパソコンを使ったデモ・体験、ポスターによる研究成果の紹介とクイズを行いました。
17日は朝から小雨が降る天気でしたが、1,080人の方にご来場いただきました。また18日の特設会場には、他の研究所の展示も合わせて1,175人の来場者があり、約800人の方にクイズを楽しんでいただきました。
写真1 (第1会場: 身近に迫る外来植物)
生態系に影響を及ぼす恐れのある外来植物などを展示し、外来生物のリスクについて知っていただきました。
写真2 (第2会場: 身近に広がる雑種性タンポポ)
在来のタンポポ、外来のセイヨウタンポポ、雑種タンポポの実物を展示し、最新の研究成果をご紹介しました。
写真3 (第3会場: 炭パワーで土壌浄化)
炭を利用して環境汚染を浄化する技術が研究されています。簡単な実験でその吸着能力を体験してもらいました。
写真4 (第3会場: においにひかれるバクテリア)
環境中の有害物質を分解する微生物の研究が進められています。バクテリアがにおいに向かって泳ぐようすを観察してもらいました。
写真5 (第4会場: ミニ講演会)
2つのミニ講演会(「温暖化によって食料生産はどうなるか?」と「モンゴルの自然と土壌」)を開催し、多くの方に参加いただきました。