7月13日午後、つくば農林ホール(茨城県つくば市)において、公開セミナー 「GBIFと生物多様性情報の発信基地としてのアグリバイオ知的基盤の新たな展開」 (アグリバイオ分野における知的基盤の今日と将来展望 第1回)が開催されます。
参加は無料です。参加を予定される方は、7月6日 7月9日 までに 参加登録 (対応するページが見つかりません。2011年1月) をお願いします。
開催趣旨
1992年5月に採択された生物多様性条約のもとで、生物多様性に関する情報収集や調査研究が、国際的に進められています。その代表的な取り組みとして、地球規模生物多様性情報機構 (Global Biodiversity Information Facility, GBIF) があり、日本も参加 (URL が変更されました。2013年12月) しています。
GBIFは、世界中の生物多様性情報をだれでも利用できるようにすることを目的に立ち上げられました。現在はその第2期 (2007〜2011年)の活動が展開されています。この取り組みには、日本国内からも動植物などさまざまな生物情報が蓄積されていますが、農業分野の貢献は十分ではありません。
農業環境技術研究所 は、1880年代から収集された標本(昆虫130万、微生物1万点など)を所蔵する、農業分野でもっとも歴史ある昆虫微生物標本館を持っています。農業生物資源研究所 は、植物や動物、微生物などの配布可能なコレクションであるジーンバンクやDNAバンクなど世界最高水準の農業バイオリソースを有しています。また、種苗管理センター は、栽培試験用品種・情報、種苗検査用種子標本等、わが国唯一の種苗法関連バイオリソースを有しています。しかし、「生物多様性」の観点から見ると、これらの情報は有効に活用されているとは言えません。
この公開セミナーでは、平成23年4月に統合される予定の3つの独立行政法人、農業環境技術研究所、農業生物資源研究所、種苗管理センターの現在保有する生物に関する知的基盤を、さらに利活用することを目的としてします。GBIFなどの国際的な取り組みを外部の有識者に紹介していただき、これらの知的基盤の新たな展開の方向について議論します。
セミナーのプログラムや問い合わせ先などについては、特設ページ: 公開セミナー 「GBIFと生物多様性情報の発信基地としてのアグリバイオ知的基盤の新たな展開」 をご覧ください。