平成23年2月18日(金曜日)に、日本肥料アンモニア協会と農業環境技術研究所との意見交換会が開催されました。
日本肥料アンモニア協会は、日本において肥料・肥料原料、アンモニア、アンモニア系製品を製造・販売する企業で構成されている業界団体です。今回の意見交換会は、相互の情報交換と研究成果の普及を図ることを目的として、農業環境技術研究所で開催されました。
意見交換に先立ち、農環研の温室効果ガス発生制御施設と農業環境インベントリー展示館の見学を行いました。意見交換会では、農環研から、温室効果ガス発生抑制に関する研究成果、窒素・リンの環境動態の研究成果を紹介し、肥料アンモニア協会からは、肥料業界の現状と今後の動向に関する話題提供がありました。
また、公的な研究機関に対する要望として、肥料中の重金属成分と植物吸収への影響の研究、国内で未利用の肥料資源の有効活用、および気候変動に対応した高品質・収量生産のための施肥技術の開発などが紹介されました。
意見交換会の概要
[ 見学会 ]
温室効果ガス発生制御施設
土壌モノリス展示室
肥料煙害展示室
[ 意見交換会 ]
研究所概要説明
温室効果ガス研究成果紹介
窒素・リン動態研究成果紹介
肥料業界の現状・今後、研究への要望
総合討議
写真1 温室効果ガス発生制御施設を見学
農地から発生する温室効果ガスの自動計測について、秋山博子 物質循環研究領域主任研究員がご説明しました
写真2 農業環境インベントリー展示館の見学
肥料・煙害展示室の展示を、谷山一郎 研究コーディネータがご説明しました
写真3 意見交換会
研究紹介の後、意見交換を行いました