10月16日(日曜日)、ウィズガーデンつくば(イーアスつくば内)において、第4回サイエンスカフェ「農業が地球を温める!?―畑から出る温室効果ガス―」を開催しました。
サイエンスカフェとは、専門家と一般の方々がコーヒーやお茶を飲みながら、科学について気軽に語り合うもので、今回は物質循環研究領域の秋山博子主任研究員が話題提供し、参加した23人の方と交流しました。
秋山主任研究員は、地球温暖化に関する基本的な内容、農業分野から発生する温室効果ガスの現状、さらに農耕地から発生する温室効果ガスの発生メカニズムや削減方法をガスの種類ごとに説明しました。また、自身が「科学に興味を持ったきっかけ」や、現在行っている研究についても紹介しました。
秋山博子主任研究員
(話題提供者)
サイエンスカフェ会場のようす
参加者は温暖化問題に関心が高く、最初から最後までたくさんの質問が出されました。聞きなれない言葉や分かりにくい概念が出てくると、すかさず質問が出て会場全体の理解が深まり、話題の切れ目に出された質問によって「食料生産を維持しながら、温室効果ガス排出を削減する」という研究の目標やそれに対する話題提供者の思いが伝わるなど、気軽に語り合えるサイエンスカフェならではの会となりました。
なお、このサイエンスカフェは、文部科学省の女性研究者研究活動支援事業の活動、および最先端・次世代研究開発支援プログラムのアウトリーチ活動として開催しました。