農業環境技術研究所は、2月27日(木曜日)午後、つくば国際会議場(エポカルつくば) において、第4回 農業環境インベントリー研究会 「農薬等化学物質のリスク評価を効率的に行うためのインベントリーの構築」 を開催します。
現代農業において農薬は不可欠な農業資材であり、品質の高い農作物の安定生産に大きく貢献しています。その一方で、農耕地等で使用される農薬成分の一部が水系へ移行することによる河川生態系への悪影響が懸念されています。農薬等化学物質の生態リスク評価を行うためには、生物種に対する毒性の程度と曝露(ばくろ)濃度を把握する必要がありますが、適切な評価結果を得るためには、化学物質に関する信頼性の高い情報 (物理化学性、毒性データなど) に加え、環境要因などさまざまな情報が必要とされます。
農業環境インベントリーセンターでは、農業環境を構成する重要な要素である土壌、昆虫、気象などを対象として個別のデータベースの整備・拡充を行うとともに、これらデータベースの統合化を進めています。
本研究会では、農薬など化学物質のリスク研究に携わる専門家より最近の研究事例を紹介し、リスク評価を効率的に行う上で、当所のデータベースを含むさまざまな情報基盤の重要性を確認するとともに、今後の課題について議論します。
開催日時: 2014年2月27日(水曜日) 13:00 〜 17:30
開催場所: つくば国際会議場(エポカルつくば) 中会議室 (茨城県つくば市竹園2-20-3)
主催: 独立行政法人 農業環境技術研究所
詳細: 第4回 農業環境インベントリー研究会 「農薬等化学物質のリスク評価を効率的に行うためのインベントリーの構築」 開催案内ページ をご覧ください