農林水産省 農林水産技術会議
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残留性有機汚染物質(POPs)には、現在12物質が指定されており、そのうち9物質が農薬として過去に登録があった。過去に使用されたドリン系農薬やヘプタクロルが土壌中に長期に残留し、後作物として栽培されたキュウリやカボチャから残留基準値を上回る濃度で残留する事例が起こっている。土壌中に残留するPOPsによる農産物の汚染を防止・低減し、基準値を超過した農産物の出荷等を未然に防止するためには、吸収抑制技術や汚染土壌の修復技術などの汚染低減技術を開発する必要がある。
POPs指定物質のうち過去農薬登録のあった9物質及びBHC等POPs指定の可能性がある物質について、農産物への基準値を超えた残留を防止する技術や、基準値を超えて残留する農産物の出荷等を未然に防止することが可能な技術を開発し、実証・評価する。